上級者用

『大人になってピアノ再開!』には【大人のブルグミュラー】がオススメ。その特徴と練習方法☆

「子供の頃に何年かピアノやっていたんですよ。」「初心者だったけど、入門書や教則本で大分弾けるようになってきた!」そんな方にオススメの『大人のための 独習ブルグミュラー25の練習曲』について今回は解説も含めて紹介していきます(#^^#)

 

ブルグミュラーって?

一度は聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。バイエルやハノンに並んで、ピアノを勉強する際によく使われる教材の一つです。

しかしこの教材はバイエルやハノンなどの練習曲集とは違い、一曲一曲に曲名が付いており、どの曲もそれぞれ豊かな曲想をもっています。

また、一曲一曲の長さは大体見開き1ページぐらいなので、無理なく一曲一曲に向き合うことができます。

大人のための独習ブルグミュラー

『一般のブルグミュラーと大人版の大きな違い』

  • 一曲一曲に練習の目的、曲中に出てくる楽語、演奏のポイント、練習方法の説明ページがある。
  • 表記されているテンポ
  • 曲順が入れ替えられていて5つのステップに分けられている。

この3点です。

曲の難易度は、大人版だからと言ってちょっと易しくなっていたり弾きやすくなってはいません。

解説ページ

IMG_8105

一般のブルグミュラーの楽譜にはこのような解説ページはありません。

ここでは独学ではなかなか気付けないことや、弾く上で見落としがちな大事なポイント、練習方法、楽語の解説など、私がレッスンで普段生徒さんに伝えることや、注意することなどが書いてありました。

ですから独学される方は、是非練習する際に一通りこのページを先ず読み、参考にしてみると練習も捗ると思います。

それではこのページ(上の画像)について、タイトルごとに解説していきます。

練習の目的・・・練習曲にはひとつひとつの曲に、その曲を練習する目的が隠れています。ただ音符を追うだけでは無くて、こういったことを理解したうえで弾くことが実はとても大切です。

楽語・・・楽語とは、音楽用語の略です。楽譜上には音の強弱、速さ、表現に関する様々な楽語が書いてあります。その曲に書かれている楽語の意味がこの解説ページに載っているので、覚えるまではいかなくても、この内容を頭にいれて弾くように心がけましょう。

演奏のポイント・・・ここでは曲の特徴、弾く際に注意することについて書かれています。大人版の楽譜には、随所に☆マークが出てきます。☆マークのあるところは注意大のところです。教科書や本などにある「注1」などと同じだと思ってください。大人版では「☆1~」という形で書かれていて、そこの部分の説明を解説ページに載せてあります。とても丁寧な練習方法や弾く際の注意が書かれていますので、ここもきちんと読んで参考にするのが良いでしょう。

パート練習・・・ここでは言葉の通り、効果的な練習方法が書かれています。リズム練習などや区切った練習をする際には、メトロノームを使って、どんなにゆっくりなテンポでも良いので、先ずは一定のテンポで均等に指が動いているか確かめながら練習しましょう。

大体メトロノームは ♩=ト音記号一拍で利用することがメジャーですが、16分音符の多い曲は♪=八分音符一拍で合わせることをオススメします。

カウントを細かくすることにより、より正確に弾くことが求められます。また、大体合わせればOKではなく、きっちり合わせるように心がけましょう。メトロノーム練習をして大分弾けるようになってきたら、ぜひ録音してみてください。録音することによって「弾くだけ」の姿勢から、「聴かせるため」の客観的な姿勢も芽生えます。よくわからないと感じた方も、録音練習、是非試してみてくださいませ。

表記されているテンポ

IMG_8106

曲頭に記譜されているテンポは大人版のほうが速いです。

これは、ブルグミュラーの原典版に表記されているテンポです。

独習者や、初心者の方がこれを目指すのには無理があるということで、やや遅めのテンポが練習の目的で別途提示されています。

アラベスクの場合(♩=110~128)になっていて、テンポ設定に幅をもっています。それぞれの力に応じて選んで頂けるように書かれたものでだそうで、一般版のような細かな設定ではないようです。

ですから、曲の冒頭に書かれたテンポはあくまで、曲想の目安と考えて大丈夫です。

曲順が入れ替えられた5つのステップ

IMG_8189

左が大人版 右が普通版です。

見て頂ければわかるように、普通版に比べて大人版は順番が結構前後しています。そして、5つのステップに分かれていますね。

曲の難易度に応じて曲順は入れ替えられており、一曲に行き詰まったら同じステップのほかの曲を先に弾いてみるなど、無理せずに進めてというのが大人版でのスタンスだそうです。

「大人版」を使うことで、独学でも普通版と同じ曲をより好悪率的に、安心して練習することが出来ると思います。

ピアノ経験者の方、又はある程度弾けるようになってきたかな・・・と思い次の楽譜を探している方は是非使ってみてくださいませ。