独学経験談

【ピアノ独学体験談】「50代」

自分が楽しい趣味を見つけたことで、家族にも良い影響が波及しており、家庭内の雰囲気も穏やかになったような気がしています。

できなかったことや、諦めていたことができるようになることは、自分の自信にもつながり、生きる勇気にもなっていることに気が付きました。自分が楽しい趣味を見つけたことで、家族にも良い影響が波及しており、家庭内の雰囲気も穏やかになったような気がしています。

50歳から始める、老後のための趣味探しでしたが、それ以上の効果をもたらしてくれました。

今回は実際に50歳になられてからピアノ独学に挑戦した方の体験をご紹介していきます。(*‘ω‘ *)★

スポーツ選手で50歳の方はなかなかいないですよね・・・でもピアノは「座って演奏できる」「スポーツのような筋力が必要なわけではない」この2点によって、年齢の上限がありません。

実際に私の尊敬しているピアニスト「ミエチスラフ・ホルショフスキー」さんは95歳に初来日しカーネギーホールでリサイタルをされ、その後99歳まで公開演奏会を行いました。世界で今もなお活躍されているピアニストは70歳を超えている方も沢山いらっしゃいます。歩くのがやっとになっても楽しむことが出来るのがピアノだと私は思います。

50歳になって、全く趣味と呼べるものがないことに気付きました。

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50歳になって、全く趣味と呼べるものがないことに気付きました。仕事一筋の生活を送ってきたため、他のことに気を取られたこともなく、平凡な生活が身に付いていました。しかし、数年後に迎える定年を考えると、趣味がないことは定年後の生活を退屈なものにし、健康にも害を及ぼす可能性があると考え、何か趣味になることを始めようと決意しました。
ですが、以前から、スポーツなど体を動かすことは苦手で、今後続けていける自身がありませんでした。また、スポーツを継続させるには、それを一緒に行う仲間も必要であるため、仲間が見当たらないことも不安材料でした。また、定年後にスポーツを開始することは、多くの人が行っていることでもあり、面白みに欠けるとも考えたのです。そこで、定年後に多くの人が選ばない、自分のオリジナルの趣味を開拓しようと考えるようにしました。

幼い頃に抱いた憧れ 「ピアノ」

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色々と考えを巡らせていく中、幼い頃に抱いた憧れを思い出しました。それが、ピアノでした。幼少期に、姉が習っていたピアノを自分もしてみたいと、両親に懇願しました。しかし、両親は古い考えの持ち主であったため、男がピアノをするものではない、と相手にもしてもらえなかったのです。現在では想像もできない考え方ですが、その当時は、そうした考えを持つ世代も多く、ピアノは自分にとって手の届かない存在であったのです。
こうした、幼い頃の記憶と定年後の生活が重なり、ピアノを始める決意をしたのです。当初、ピアノ教室に通うべきかと考えましたが、50歳からピアノ教室通いは恥ずかしさもあり、ピアノ独学を決意することにしました。

決意したまでは順調でしたが、その後、何から始めるべきか途方にくれました。独立した娘が使っていたピアノがあったので、ピアノを購入する必要はありませんでしたが、どんな練習を始めるべきか、どのような上達方法があるのか、分からないことだらけだったのです。

わからないことだらけを近所の楽器店で店員の人に相談してみました。

私はわからないことだらけの中、近所にある楽器店を訪ねることにしました。そこで、店員の人に50歳からピアノを独学で勉強したいのだが、どうしたらよいだろうか、相談してみました。すると、意外にも対応してくれた店員は、私の決心に感心してくれました。50歳からピアノを始めることは、良いことであり、生涯にわたる趣味になるはずだと言ってくれました。そして、いくつかの分かりやすい入門書と、懐かしい歌謡曲などが沢山掲載されている本なども紹介してくれました。その際、店員に「いつか弾いてみたい曲を決めておくことも良いものですよ」と提案をしてもらいました。その曲を弾くために努力をするし、上達も早くなるはすだと助言も頂きました。

そこで早速、自宅に帰り、ピアノと向き合ってみることにしました。

今まで一度もピアノに触れたことがなかったので、どれがドレミの音なのかすら分からなかった私でしたが・・・!

ピアノの入門書を見ながら始めてみると、想像以上に短時間で音の並びを理解することができました。こうした、基本の練習を何日か行い、次第に楽譜を見なくても音を探せるようになりました。その時点まで、ピアノに慣れることで一生懸命でしたが、ふと我に返ってみると、自分がピアノを弾いていることに驚きを感じました。幼少期に強い憧れを抱いた楽器を弾いている事実に、高揚感さえ覚えました。
すると、今までピアノを始めた私に興味を示さなかった妻が、「ビートルズの曲をいつか弾いてほしい」とリクエストしてきました。あまり私の行動に関心を持たない妻でしたが、変わりつつある私の姿に何かが妻の中でも変化したようでした。それと同時に、妻のリクエストにこたえたい、という考えるようになり、目標をビートルズに設定することにしました。

目標ができたことと、妻を喜ばせたいという両方の願いから、50歳からのピアノ独学はますます熱が入って行きました。

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できなかったことや、諦めていたことができるようになることは、自分の自信にもつながり、生きる勇気にもなっていることに気が付きました。自分が楽しい趣味を見つけたことで、家族にも良い影響が波及しており、家庭内の雰囲気も穏やかになったような気がしています。
今はまだ、ビートルズの曲を完全に弾きこなせてはいませんが、懸命な努力の最中です。50歳から始める、老後のための趣味探しでしたが、それ以上の効果をもたらしてくれました。また、ピアノを弾くことは、両方の指を不規則に動かすため、現在の日本で大きな問題となっている認知症などの予防にも役立つと考えられています。それと同時に、曲を覚えるために脳も鍛えられ、得られる利益が沢山あることを知りました。ピアノを始めた頃は、途中で挫折するかもしれないと危惧していましたが、そんな心配は無用だったようです。今回の成功談を通じて、人生を楽しむことの大切さと、憧れを追い求めるロマンなど、趣味には沢山の可能性が秘められていることが分かり、今後も努力して行こうと決意を固めたところです。