今回は、『アラベスク』の練習目的、音楽用語、演奏ポイント、練習方法などについて解説していきます☆(*^-^*)
目次
練習の目的
- 16分音符を正確に弾くこと。(特に左手)
- テンポ維持。
16分音符は左右交互に出てきます。滑らずにきちんと指を動かしましょう。
左手はちゃんとテンポを維持し、右手を支えましょう。
また、11小節目からは、テンポが遅くならないようにテンポを維持しなくてはなりません。
この曲に出てくる音楽用語
- leggiero(軽く)
- cresc.(だんだん強く)
- dim.e poco rall.(だんだん弱くそして少し幅広くゆるやかに)
- a tempo(もとの速さで)
- dolce(柔らかく)
- risoluto(決然と)
テンポ
Allegro scherzando
快速に。おどけて ふざけて
テンポを速くというより、前のめりにならないように気を付ける必要があります。
16分音符は重くならないように軽く弾うことでテンポ感を出しましょう☆
演奏ポイント
1つ1つの音の粒をそろえて全体が決して流れないように拍子をきちんと感じて弾きましょう。
- この曲はPから始まります。緊張感をもってきちんと息を吸って弾き始めましょう。(無呼吸×)
- 短いフレーズですが、フレーズであることを感じて弾くことがポイントです。フレーズの最後は8分音符が多いですが、決して重くならないようにしましょう。
- 8分休符が短くならないようにしましょう!
- 左手の四分音符スタッカートは決して前のめりにならないようにきちんとテンポキープをしましょう。
- 四分音符に付くスタッカートは鋭くなりすぎないようにしましょう。鍵盤を軽くすくい上げる程度で良いです。
- 12小節目から遅くならないように。それまでと同じテンポで弾けるようにしましょう。右手は20小節目までレガートです。
- 20小節目から急に速くならないように。
- 24小節目からはPiano e dolceです。フォルテのまま勢いで突っ込まないように(^^♪
- 最後の小節の音に跳躍する際は、32小節目「ミレドシラ」の「ラ」スタッカートの際の腕のはずみを利用して柔らかく跳躍(鍵盤の移動)しましょう。
効果的な練習方法
メトロノーム練習
この曲は走りやすいので、必ずメトロノームを付けて練習しましょう!!
最初はゆっくりなテンポから始めて段々とテンポを上げていきましょう。
リズム練習
16分音符が転ばないようにするためにはリズム練習がとても重宝します。
リズム練習もメトロノームと合わせて、しっかりと音を出して弾きましょう。