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「独学だから」限界なのではないんです。方法が分からないから限界に感じるだけなんです。
ピアノの独学には限界があると考えている人多いのではないでしょうか。
そんなことはありません!
独学だから限界なのではなくて、方法が分からないから限界を感じるんです。
例えばこんな悩み抱えてらっしゃいませんか?
- 「指が速く動かせない」
- 「表現力がつかない」
- 「譜読みに時間がかかる」
「独学だし仕方ない・・・」と想い、できないことに諦めていませんか。
もし今そのような状況でしたら、もう一度あなたの練習をここで見直してみましょう。
指を速く動かすためにあなたは何か「その為」の練習をしていますか。
段々と弾けるようになってきたけど指が速く回らなくてイライラしたり落ち込んだりしている方いらっしゃいますよね。
曲が段々と難しくなってくれば指を軽やかに動かすことが求められます。
では、あなたは指を速く動かす為に何かそのための教材を勉強したりトレーニングしたりしていますか?
指を速く動かす為には練習曲をこなさないと、ソナチネやブルグミュラーが弾けるようになってきても指は動くようになりません。
ですからその為の教材で練習をする必要があります。
指のトレーニング本として身近に勉強できるのが、「ハノン」や「ツェルニー」です。
譜読みがしやすのは「ハノン」です。左右の動きが全て同じだからです。
ご自分のレベルに合わせて、どちらかの楽譜で定期的にトレーニングする必要があります。
「ツェルニー」はハノンよりも曲っぽくなっています。
また、ツェルニーは100番➡30番➡40番➡50番➡60番とあり、ソナチネやブルグミュラーに挑戦している方でしたらツェルニー30番ぐらいから始めると良いでしょう。
- 練習の際にはメトロノームを使いゆっくりなテンポから段々とテンポを上げられるようにしましょう。
- 最初はなかなか上手く指が動かなくても、段々とちゃんと動くようになります。
- 大事なのは一定のテンポで最初から最後まで弾けることです。
表現力は、教室に通わなくても問題なくつきます。大事なのは「その曲」との向き合い方。
ピアノは独学だと無表情な演奏になると言っていた方がいますが、そんなことはありません。
レッスンに通った経験が無い人でとても表情のある演奏をする人が私の身近にはいます。
ある程度の技術があれば表現の幅は広がりますが、初心者の方でもその曲を表現することは十分にできます。
大事なのは自分がどのようにその曲と向き合うかということです。
楽譜には様々な楽語が書かれていますね。先ずこの楽語をきちんと理解することが大事です。
強弱の記号、速度を表す記号、表情を表す記号...楽譜に書かれているすべてのこういった要素がその曲をつくっています。
私がとても大事だと思うのは「呼吸」です。ピアノは息を吸わなくても音が出ますね。ですから指を動かすことに一生懸命になりやすいです。
音を出す瞬間を大事にしましょう。とくに強弱の変化があるところは大事にしましょう。
歌はブレスが命ですね。実はピアノも同じなんです。
フォルテになるところはきちんと息を吸って音を出しましょう。
ピアノになるところは、歌う時と同じようにそのタイミングに見合ったブレスを吸いましょう。
これだけで全く変わります。
また、作曲家が強弱記号を楽譜に書いたのは音量を変えるということが目的ではありません。
音量を変えることにより曲の表情や雰囲気を変えることが目的です。
楽譜はただの紙切れですが、とても奥深いんです。
ですから楽譜に書かれた見えない作曲家の想いを知るためにも、鍵盤で指を動かすだけでなく、その曲について調べたり、演奏を聴く勉強をすることがとても大切です。
色んな方の演奏を聴き比べるのも勉強になります。
「表現力」を付ける力を養うのではなく、自分で表現したいことを見つけるということがとても大切です。
1つの曲を完璧に弾くには先ず一定のテンポで弾けることが大切です。
この悩みをお持ちの方も多いようです。
「先生」という判断をしてくれる人がいないから、どのぐらい弾けたら先に進んで良いのか、またテンポが一定に弾けずになんとなくモヤモヤしたまま次の曲に進むなど、人それぞれではありますが、自分の中で満足してその曲を完成させられないのが悩みなんだそうです。
これに関しても対策ができます。
録音機で自分の演奏を聴くことを習慣付けましょう。
客観的に自分の演奏を毎回の練習の後に聴くことで、自分の欠点がしっかりと浮かび上がります。
一生懸命弾いている時というのは、弾くことに真剣になるあまり自分の演奏が聞けていない傾向にあります。
ですから先ずは自分の演奏を知ることが大事です。
一定のテンポで弾く練習にメトロノームを使いましょう。
独学されている方の傾向に「テンポが一定でない」というのがあります。
これも先ほど書いたように、弾くことだけに一生懸命になってしまい弾けるところと弾けないところの差がテンポに表れてしまっているんです。
練習でオススメしたいのは「メトロノーム」にきちんと合わせることです。
一度メトロノームに合わせて弾けるようになれば、そこから大きく崩れることはありません。
一定のテンポで弾けないことにはリズムも不確かになってしまいますし、曲全体が崩れてしまいます。
ゆっくりなテンポから開始して最初から最後まで一定のテンポで弾けるようにし、段々とテンポをあげていきましょう。
その中で、弾きにくいところ、他よりも指がまわらないところはそこだけ部分練習をしましょう。
この2つの練習を組み入れるだけで、あなたの演奏は全く変わります。
頑張ってくださいね!!