【大人から始めるピアノ独学】指のトレーニングにオススメなのは「大人版ハノンピアノ教本」!

中級者用

先日ピアノを独学している方30人にアンケートをとったところ、ハノンを使用している方が非常に多くいらっしゃいました。

今回は、そんなハノンを独学で勉強できるために作られた「大人のためのハノン」についてご紹介していきたいと思います。

ハノンは指のトレーニングに最適な教材として、ピアノを勉強する誰もが勉強する教材です。

「もっと指が速く動くようにならないかな・・・」と悩んでいる方はぜひ使用することをお勧め致します(#^.^#)

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左のブルーの楽譜が一般的な「ハノン」です。そして右側の絵の書いてあるのが「大人の方用のハノン」です。

「大人版」はヤマハから出版されていて、ハノン以外にも「バイエル」と「ブルグミュラー」などが出版されています♪

目次

独習用になっている

一般的なハノンは、最初から練習曲が始まるのに比べて、大人版はピアノを弾く姿勢と指の形から始まります。

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正しい姿勢や、手の形、指の形、そして弾く前の準備運動などが写真や絵で紹介されています。

続いて、ハノン練習曲の仕組みと練習の進め方について見開き1ページ使って書かれています。

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左ページを読めば、「ハノン」の特徴がわかるようになっています。

また、右ページの「練習の進め方」には、各ページに書かれたポイント・練習方法などのアドバイスの見方や、その練習方法の必要性について書かれてあります。

シンプルな練習曲が続くハノンだからこそ、一曲一曲のトレーニングの意味について知る必要があり、正しい練習方法で弾くことが大切です。

この大人版では、独学でもきちんとハノンを学べるように丁寧にアドバイスやポイント、練習方法などが載っているので独学にはとても便利な教材です。

このページの後は早速練習曲に入ります。

曲の内容は普通版と同じ

使用している曲自体は一般的なハノンと同じです

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左が大人版で、右が一般的なものです。

一見違うように見えますが、2つの楽譜の音は全てまったく同じなんです(*‘ω‘ *)違うのは、一般的なのは16分音符になっているのに対して(音符が二重線になっていますね)大人版は全て8分音符(音符が1つの線で結ばれていますね)になっていることと、

一般的なものは右手がヘ音記号の位置から始まっているのに対して、大人版は右手はト音記号の位置から始まっていますね。

この二点の違いから考えられる大人版の特徴は、一般的なハノンの楽譜に求められるのは、指のトレーニング+速さなのに対して、大人版に求められるのは、無理なくきちんと指のトレーニングができることです。

速く弾けることに越したことはないですが、最初はゆっくりからで良いのできちんと指を動かしましょう。

一曲一曲に練習方法や曲のポイントが書かれている

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これも一般的なハノンとの大きな違いの一つです。

一般的なハノンは右ページのような説明ポイントアドバイスのページはありません。その代わり曲の最初にその曲の特徴が簡単に書かれています。

それに比べて大人版は一人でも練習が捗るように一曲一曲に練習方法やポイントが1ページ使って書かれています。

この右ページの見方は先ほども書いたように、教材の最初にきちんと載っていますので、安心して楽譜の内容を練習に生かすことが出来ます。

大人版は一般のハノンの第一部まで(20曲目まで)

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大人版は一般の楽譜の半分ほどの厚さになっています。ですから曲数も少なく、一般的なハノンの第一部(20曲目)までになっています。

趣味で弾く際の指のトレーニングは20曲目までで十分です。ハノンの場合曲数をどんどんこなすよりも、一曲一曲をいかに意味あるトレーニングとして弾けるか・・・が大切なので、20曲終わった方は、そこでハノンを終わりにするのではなく、毎日の練習のウォーミングアップとして最初の5分をハノンタイムにすることをオススメ致します。

その後に音階の練習(音階も長調3種類、短調3種類とメジャーなものが抜粋されています)が載っています。

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音階の練習も、一つの調ごとに練習の仕方やポイントが書いてあります。

スペシャル曲 (レッツトライ)にはハノン以外の練習曲が入っている!気分転換★

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これは大人版ハノンの目次です。

■レッツトライ!と3か所に書かれていますね。

この3曲はハノンの練習曲ではない他の練習曲集から抜粋されたものです。ハノンの練習曲は基本的に全てハ長調でしかも♯(シャープ)♭(フラット)が全く出てこないので、雰囲気がどの曲も同じような感じです。

それに比べて抜粋されたスペシャル練習曲は、勿論音型はハノンとは違いますし、♯(シャープ)♭(フラット)が出てくるのでハノンの練習曲とは雰囲気が全然違います。

しかし、初心者の方で♯、♭がよく分からなかったり、一音一音音符を読むのに時間がかかるようでしたら、スペシャル曲はちょっと厳しいかもしれません。「いきなり難しくなった!」と感じてもおかしくないと思います。

しかしピアノの経験がある方でしたら、良い気分転換になるんじゃないかなと思います。

一般的なハノンに比べ、一つ一つの音符も大きくて読みやすいですし、練習ポイントもこまめに書いてあるので、独学される方にはとても良い指のトレーニング本になると思います。是非あなたの独学にお役立てくださいませ(#^.^#)

ピアノ独学にオススメの【大人から始めるハノン】!!練習で取り入れたい6つのポイント

 

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