「エリーゼのために」は、子供から大人まで幅広い年齢層に愛される名曲ですね☆(*^-^*)
オルゴールなんかに入っていることも多いので、よく耳にする名曲であり、「エリーゼのために」だけでいいから弾けるようになりたいと想っている方もとてもいらっしゃると思います。
私の母もたまぁにそう言っています。笑
今回は、そんなわけで、「エリーゼのために」を弾けるようになるためのガイドをしていきたいと思います☆(^^♪
目次
曲の構成
先ず始めに曲の構成について見ていきましょう♪
「エリーゼのために」は細かく分解すると、このような流れになっています。
A→B→A→C→A→B→A→D→A→B→A
AとBが何度も出てきますね!!
楽譜を見ると結構長い曲に思われますが、AとBを何度も繰り返すので、実際譜読みする必要があるのは量的には半分ぐらいなんですよ(*^-^*)!!
こうのように、最初に先ずその曲の構成を知ることで、曲の全体の流れを知ることができます☆
それでは早速冒頭から順に見ていきましょう(^^♪
8分の3拍子
「エリーゼのためには」は8分の3拍子です。
つまり1小節に8分音符が3つずつ入っています。
ここで簡単に音符の長さの確認をしておきましょう(^^♪
冒頭からしばらくは16分音符が6つずつ入っていますね。
16分音符は2つで8分音符1つ分になります。
31小節目の右手は棒が3本入った音符が出てきますね。これは32分音符と言って、16分音符のさらに半分の長さになります。
ですので、32音符が4つで8分音符1つ分になります☆
メトロノームに合わせる際は、この曲の場合は8分音符刻みで合わせましょう。
指番号を把握しましょう♪
さて、弾く前に先ずは指番号を把握しましょう(*^-^*)
全部の指番号を把握することで、練習が効率よく進みます。
指番号を曖昧にしたまま弾いてしまうとなかなか上達しないので、指番号を楽譜に直接書く事をオススメします☆
空中で指さばき
鍵盤でいきなり弾く前に、先ずは空中で書いた指番号通りに指を動かしてみましょう(^^♪
いきなりピアノで弾いてしまうと、ついつい別の指番号で弾いてしまうことが多くあります。
これを防ぐために先ずは空中で指さばきをします!
片手ずつ何度も空中で指番号通りに動かして、指の動きの感覚を覚えることが大切です。
♯(シャープ)と♭(フラット)時々♮(ナチュラル)
さて、そろそろ弾き始めたいところですが、念のため♯、♭、♮の説明をしておきます♪
鍵盤を見てみると、白鍵の間に黒鍵があり、このような形が繰り返し並んでいますね。
【#】・・・♯がついている音の右隣の黒鍵を弾きましょう。(ミとシは右隣に黒鍵が無いので、ミの#はファになり、シの#はドになります。)
【♭】・・・♭がついている音の左隣の黒鍵を弾きましょう。(ファとドの左隣には黒鍵が無いので、ファと♭はミになり、ドの♭はシになります。)
【♮】・・・#♭を取り消す記号。(2小節目を見ると、#が付いたレと♮の付いたレがありますね。この♮は、#が付いたレを普通のレに戻すという意味があります。)
※#、♭は一度付いたら、基本的にその小節内有効です。#♭が付いた音から、その小節の終わりまで、全ての同じ音に#♭が付くことになります。
右手の練習「A」「B」
冒頭「A」「B」
右手の片手練習をいよいよ始めていきましょう!!
「ミレミレミシレドラ」
最初の手の設置はこんな感じです。
小指(5番)・・・ミ
薬指(4番)・・・レの#(黒鍵)
人差し指(2番)・・・シ
親指(1番)・・・ラ
先ず各指をこのように鍵盤に置きましょう。
※中指(3番)は最初から「ド」に置いておくと、手のフォームに無理が生じて指を痛めるので、シを弾いてからドに移動させるぐらいで良いです。
「ミレミレミシレドラ」は手の場所を移動せずに弾けます。
赤〇が、鍵盤の真ん中のドです。
このまま「545452431」と指を動かしてみましょう。
ただし、最後の3つ目の「4」は♯が取れて普通の「レ」なので、斜め左下に移動させましょう。
「ドミラシ」
最初のフォームから手を移動させます。
親指を真ん中のドに移動させ、各指を鍵盤にセッテイングさせましょう。
親指・・・ド
人差し指・・・ミ
薬指・・・ラ
小指・・・シ
※ここは全て白鍵です。
このまま「1245」(ドミラシ)と指を順番に動かします。
「ミソシド」
また少し手の移動です。
親指を二つとなりのミに移動させて他の指を各音にセッテイングさせましょう。
親指・・・ミ
人差し指・・・ソ#
薬指・・・シ
小指・・・ド
画像のように設置してさっきと同じように「1245」(ミソシド)と指を順番に動かします。
この次は親指は移動せずに小指を広げます。
「15」(ミミ)と下のミから上のミに上がったら、また最初と同じです。
次は「1」まで弾いたらまた最初に戻ります。そして二回目は「1」を飛ばして、「2」に進みましょう。
「シドレミ」
人差し指・・・シ
中指・・・ド
薬指・・・レ
小指・・・ミ
※ここも全部白鍵です。
セッテイングしたら、人差し指から順に「2345」シドレミと動かしましょう。
「ソファミレ」
次は親指を少し広げましょう!!
親指・・・ソ
中指・・・レ
薬指・・・ミ
小指・・・ファ
セッテイングしたら、「1543」ソファミレと動かしましょう。
「ファミレド」
全部の指がそのまま左隣に移動です。
親指・・・ファ
中指・・・ド
薬指・・・レ
小指・・・ミ
「ミレドシ」
更にまた左隣に移動します。
親指・・・ミ
中指・・・シ
薬指・・・ド
小指・・・レ
「ミミ」
指を広げましょう。
小指の「ミ」の位置に親指を持っていき、そこから「ミミ」
「レミ」
人差し指・・・レ#
中指・・・ミ
左手の練習「A」「B」
さて左手も見ていきましょう!
左手は右手に比べてシンプルです。
2小節目「ラミラ」は531です。
鍵盤(ラミラ)に3本それぞれ指を置いた状態で弾き始めましょう♪
3小節目の「ミミソ♯」の指番号は「512」です。ミミを51で弾いたら親指の上をまたいで2の指(人差し指)でソ♯を弾きましょう。
4、6、8小節目は2小節目と同じで「ラミラ」です。
「B」に入ります。
9小節目「ドソド」は521です。2小節目の「ラミラ」同様に鍵盤に3本指を置いた状態でそこから順に指を動かしましょう。
10小節目「ソソシ」は512です。3小節目同様にここも指またぎがあります。
11小節目は2小節目と同じです。
12小節目「ミミミ」は1オクターブずつ上がります。ここは551で弾きましょう。
※13小節目手前の音からト音記号になります。ですので「レ♯ミ」は右手と同じ高さになります☆
片手ずつの練習を慣れるまでしてみましょう!両方の指がスムーズに弾けるようになったら両手合わせましょう!
次回は、「A」、「B」を両手で合わせてきましょう☆
【独学で『エリーゼのために』が弾けるようになるための完全ガイドSTEP⒉】「A」と「B」を両手で合わせましょう♪
【独学で『エリーゼのために』が弾けるようになるための完全ガイドSTEP3】「C」を片手ずつ弾けるようにしましょう!
【独学で『エリーゼのために』が弾けるようになるための完全ガイドSTEP4】「C」を両手で弾いていきましょう☆