今回はブルグミュラーの『つばめ』の練習目的、音楽用語、演奏ポイントそして練習方法について解説していきます★☆
目次
練習目的
素早く左手を交差させる練習
音楽用語
- Allegro non troppo(あまり速すぎずに)
- m.g.→main gaucheの略 (左手で)
- dolce(甘くとろけるように)
- cresc.(だんだん大きく)
- poco rit.(だんだん遅く)
- dim.(だんだん弱く)
演奏ポイント
ソプラノ(左手が交差したところ)のメロディーをよく聞いて、軽やかに小鳥が歌うようにかわいらしく弾きましょう。
左手はバスの音を鳴らした時の反動を使ってソプラノを弾きます。手首に力は入れず、ボールが跳ね返る原理で弾きましょう。
7,8小節目はソプラノの問いかけに対してバスがそれに答えるかのように弾きましょう。
決して鍵盤に指を打ち付けて弾かないようにしましょう。
練習方法
右手は弾かずに鍵盤に指を置いた状態で、左手の交差の練習をしましょう。練習するときはバス・ソプラノ・バスでワンセットにして練習しましょう。
1小節目で表すと、「ソ(バス)→レ(ソプラノ)→ド(バス)」でワンセットです。
2小節目の場合は、ソ(バス)を弾いた後にソプラノのレ、ソ、シを和音で掴む練習をしてみましょう。和音で掴めるようにするとバラバラに弾くのが弾きやすくなります。
4、6、7、10小節目なども同様です。