今回はブルグミュラーの『進歩』の練習目的、音楽用語、演奏ポイントそして練習方法について解説していきたいと思います(^^♪
目次
練習目的
- ハ長調の音階を粒を揃えて弾く練習
- 裏拍をとらえる練習
音楽用語
Allegro(快速に)
cresc.(だんだん強く)
D.S.al Fine(曲の最初に戻ってFineで終わる)
演奏ポイント
音階を弾く際に大事なのは、指使いです。しかも、ここの場合は片手ではなく両手での音階ですね!!
右手、左手それぞれが、意識しなくても迷うことなく指のくぐりが出来るようにならないと両手で合わせた時に必ず止まってしまったり間違った指使いで弾くことになります。
片手ずつゆっくりの練習から始め、スラスラ弾けるようになったら両手で合わせましょう。
冒頭の音階の後(1小節目3,4拍目)の八分音符は焦りやすいところです。メトロノームなどに合わせて正しいテンポを体に馴染ませてから弾くと良いでしょう。
3、4小節目のスタッカートは軽やかに、楽しげに弾きましょう。
7小節目4拍目の左手シの音は「導音」です。「シ」少し強く→8小節目1拍目の「ド」おさめる(フレーズの最後のように)ように弾きましょう。右手も同じように「シソファレド」は8小節目の1拍目の「ド」に向かってフレーズをおさめましょう。
8小節目のクレッシエンドは一度閉じたフレーズが起点となりまたそこから大きくなります。1拍目のドは緊張感をもって。cresc.は幅広く豊かに音を鳴らしましょう。
9小節目からの裏拍からのアーティキレーションは「スラー→スタッカート」で一組になっていますね。
このようなところは手首を柔らかく使いましょう。最初の音に重みをかける時に手首も少し下げます(沈ませます)。そして次の音を出す前に先に手首を外側に回しましょう。
スタッカートの音は軽く。最初の音にかけた指の重みを次の音で抜く感じで弾きましょう。
13小節目は「P」(小さく)です。緊張感をもって弾き始めましょう。左手はレガートです。右手につられて音が切れないようにしましょう。左手のラインもしっかり耳で聴きながら弾きましょう。
16小節目はインテンポです。遅くしないでdim.しましょう。
練習方法
①、②は音階のリズム練習です。
③、④は9小節目からの裏拍からのリズムのアレンジ練習です。