初見力に関してはピアノ教室に通うのも独学で勉強するのも差は無く、大事なのは「慣れ」です。
私は独学経験はありませんが、初見や譜読みは「速いね!羨ましい!」とよく言われてきました。恐らく知らず知らずにその能力が養われてきたのでしょう。
今は大概の曲は初見で弾くことが出来ます。
新しく勉強する曲や伴奏の譜読みをする時は、プレゼントの箱を開けるみたいに…「どんな曲だろぅ…!」とワクワクしがら譜読みをしています。
しかし小学生の頃、バイエルの譜読みにうんざりしていたのは今でも覚えています。2.3段しかない楽譜が永遠にも感じました…
譜読みの力や初見力を付けることは、この先ピアノを続けていけるかどうか、楽しめるかどうかにも関わってくるぐらい重要なことだと思います。
少しの工夫が大きな成果に繋がるので是非試してみてください。
今回は私の経験をもとに、初見力を養うのに必要な4つのことを紹介していきます。
目次
1、曲数をこなす
練習曲はとにかく完成度よりも曲数をこなすことが大事です。ポイントに気を付けて効率的な練習をし、それ以上は追及する必要はありません。
小学生の頃によくやった計算ドリルを思い出してください。
算数の計算て、スピードが大事でしたよね。どんどんこなしていくことでスピードも速くなり、そして自分の欠点を知って気を付けるようにすることで正確性が身に付きます。
それは同じ問題を何度もやることよりも、どんどん違う問題にトライし応用していくことによって力がつきます。
ピアノもそれと同じなんです。一曲にとらわれすぎないで、ポイントだけ気を付けてどんどん先に進みましょう。
そうすることで初見力が身に付きます。練習曲のポイントについては、別の記事に詳しく書いていますが、先ずメトロノームにきちんと合わせられるようにして、更に音名や指番号を歌いながら弾けたら十分です。
メトロノームは大体♩=60ぐらいで大丈夫です。大事なのは一定のテンポで弾けるということです。
2、楽譜を見ながら弾く!鍵盤をじっと見ながらはNG
よく楽譜を部分的に覚えて鍵盤を見ながら弾いて、また楽譜を見て・・・・という方がいらっしゃいますが、この習慣が付いてしまうと初見どころか譜読みにとても時間がかかりますし、楽譜を見ながら弾いていないので、リズムがぐちゃぐちゃになったり音が間違えていたり、楽譜通りに正しく弾けません。ですから、なるべく楽譜を見ながら弾けるようにしましょう。
3、ある程度ピアノに慣れてきたら、ゲーム感覚で最初から両手一緒に合わせてみましょう。
本来の自分のレベルよりちょっと簡単めな曲を見て、いきなり両手で弾く挑戦してみましょう!
これもとても効果的です。これに関してはあまり神経質にならず遊び感覚で良いです。
今練習している曲に行き詰った時などに気分転換でトライしてみましょう。
4、弾きながら目は楽譜を先に先にみていく!
これはちょっと高度ですが、指と目は一緒の音符を追わずに、目はいつも少し先を追うようにしましょう。
いきなりは難しいかもしれませんが、休符のところや伸ばしている音符を弾いている時に次の音を少しずつ見れるようにしていくなどして段々とコツを掴んでいくと良いです。
意識するだけでも全然違うので是非試してみてくださいね(#^^#)☆彡