【大人から始めるピアノ独学】「表現力のある演奏をするためのポイント」Part2 〖タッチの使い分け〗

中級者用

「優雅にピアノを弾く姿に憧れて始めたのに、弾くことに一生懸命になると、優雅どころではなくなってしまう・・・」

「どうしたら私も優雅にピアノを弾くことができるんだろう・・・」そんな悩みにお応えして、

前回Part1では「呼吸」について解説してきました♪

今回Part2では、「様々なタッチ」について解説していきたいと思います。(*^-^*)

目次

ウィーンで入手したユーモアある64枚のカード

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これは、私がウィーンでピアノ教育法を教わった先生が自ら作った楽譜カードです。

表面・・・タイトルと数小節の楽譜そして訓練目的

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裏面・・・タイトルを現す簡単な図形

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カードに隠された秘密

  • 64種類のタッチの習得が可能
  • 簡単な絵だからこそ、そこから感じ取れるものをタッチに生かせる

タイトルの下には各カードの訓練目的が書かれていますね。

例えば「あめ」の訓練目的は両手の独立のための訓練となっています。

書かれている楽譜は5小節にもみたない短いもので、そしてごく簡単なものですが、そこには様々なタッチの原点が書かれており、指の動きの技(技術)を習得できるようになっています。

64枚あるので64種類ものタッチを学ぶことが出来るということになりますね。

また、カードの裏面に書かれた非常に簡素な絵にも秘密があるんです。

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せっかく描くならもっと子供らしい可愛らしい絵の方が子供にもウケが良いですからね。

「ドリブル」がタイトルだったら、例えば子供がドリブルしている絵が描いてあったりするのが一般的な子供用の楽譜ですね。

しかしこのカードの場合はドリブルをしている様子ではなく、弾むボールの弧を描いているようなとてもシンプルな絵ですね。

ではなぜこんなに簡素な絵にわざわざしたのか・・・

このほかにもこのような感じで書いてあります。

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実は具体的な絵を描いてしまえば、その絵を楽しんで終わってしまう傾向にあり、その絵から音をイメージする余地を与えないで役目を終えてしまうんです。

一方このようにとても簡素な絵ならば、人はそれぞれに何かをイメージしますね。

例えば、「さむけ」なんて非常に面白いですね。とても簡素な絵なのに、音型が楽譜があることで、非常によく寒気が表現されています。

また、どのように弾くべきかを知らず知らずに考えさせられますね。

つまりこのカードは、タイトルと簡素な絵、そしてそれらを現した楽譜によってどのように弾くべきかを自分で考えてそれを音にできるようにアシストされているんです。

音楽の都ウィーンでの音楽教育の魅力がなんとなくわかっていただけたでしょうか。

大事なのは、無意識に指を動かすのではなく、どのように出すかを考え、一音一音に耳を傾け、音を出すということです。

どのように音を出すのかを考えて弾くことが大事!!

さて、今回のテーマは「どうしたら表現力のある演奏ができるようになるか。」でしたね。

ウィーンのピアノ教育に使われるカードをここで紹介したかったわけではありません。笑

しかしカードと根本は同じです。大事なのは、「あなたが今弾いている曲をどのような音で弾きたいのかを考える」ということです。

例えば「行進曲」でしたら音を立ててしっかりとした音で弾くべきですね。柔らかい音で弾いてしまうと曲の雰囲気を損ねてしまします。

一方「夜想曲」のように、ゆったりとした曲は柔らかく極上のレガートで弾くことが求められます。

先ずは、その曲について考えてみること。そして、更に曲の中で雰囲気が変わるところをどのように弾くかを考えること。

考えるというよりイメージでも良いでしょう。

「音型」や「和声」そして「音楽用語」などをもとにイメージする

「イメージ」は、その曲について調べてみたりプロのピアニストの演奏を頼りにイメージを膨らませるのでもよいでしょう。

また、曲中の中で雰囲気が変わるところは必ず「音型」、「和声」、そして音楽用語にも変化が見られます。

何がどのように変わったのかを見比べて、作曲家が何をそこで求めたのかを推理してみましょう!

例えば、「和音の響きが何だか暗くなった」「Dolce」と書かれている・・・など、楽譜にはヒントが沢山書いてあります☆

タッチはイメージすることから生まれます。

是非今弾いている曲(楽譜)とこのように向き合ってみましょう。

また、様々なタッチも「呼吸」の流れを感じましょう☆

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