楽譜には、作曲家のメッセージが「音楽用語」によってたくさん書かれています。
今回は、「表現に関する音楽用語」について代表的なものを紹介していきたいと思います。(*^-^*)
目次
表現に関する音楽用語とは!
音楽用語には「強弱を表す記号」「速度を表す記号」の他に「表現の仕方を表す用語」があります。
楽譜には様々な音楽用語が書かれており、一つ一つの用語の意味を知ったうえで弾くことで、知らないで弾くのとは全く違った演奏になります。
表現の幅も広がり、演奏に深みや説得力が生まれます。
ピアノは指を動かすテクニックだけが大切なのではなく、楽譜に書かれた作曲家の様々なメッセージを読み取り、それに適した表現やタッチで曲をつくることがとても大切です。
ですから時には読書感覚で楽譜を眺めてみるのも良いでしょう。見えていなかった色んなものが見えてきますよ♪
一曲一曲と大切に向き合い、より素敵なピアノライフにしましょう。
表現を表す用語は様々あり覚えるのは難しいので、調べる習慣をつけるようにしましょう★
表現に関する様々な音楽用語
- agitato 激しく
- amabile 愛らしく
- animato 活気に満ちて
- appaassionato 熱情的に
- brillante 華やかに
- calando 和らいで
- calmato 静かに
- cantabile 歌うように
- capriccioso 気まぐれに
- comodo 気楽に
- con anima 生き生きと
- con brio 活気をもって
- con fuoco 燃えるように
- con moto 動きを付けて
- dolce 柔和に 柔らかく
- energico 力強く
- espressivo 表情豊かに
- giocooso たのしげに
- grazioso 壮大に
- legato 滑らかに
- leggiero 軽く
- maestoso 荘厳に
- marcato はっきりと
- pesante 重々しく
- risoluto 決然と
- scherzando おどけて
- smorzando だんだん静まって
- sostenuto 音を保って
- spiritoso 精神をこめて
- tranquillo 静かに
覚えて置きたい前置詞
この前置詞は、先ほどの「表現に関する用語」や「強弱を表す用語」、「速度を表す用語」などの前にくっついてセットになって楽譜上によく書かれています。
代表的なものだけいくつか覚えて置きましょう。
- (un)poco 少し
- poco a poco 少しずつ~
- molto とても(非常に)~
- assai きわめて~
- piu より多く(+の意味)
- meno より少なく(-の意味)
- sempre 常に~
- subito 急に~
- con ~と共に
- senza ~を無しで
例えば、poco a poco cresc. クレッシェンドの前にポコ ア ポコが付いているので、「少しずつ 大きく」になります。
また、molto agitato これは(moloto)非常に(agitato)激しくになります。
このように楽譜には様々な用語が書かれており、作曲家が細かくメッセージを残しているんです。
是非音楽用語や記号などにも注目して今後も練習頑張ってくださいませ。(^^♪
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