指番号を自分で決めるのって結構大変で、「これでいいのかな・・・」て不安になりますよね・・・(‘_’)
「なんで指番号振ってくれてないの?指番号が振ってあればなんとか練習すればできるかもしれないのに!」と思った経験がある方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
ここではそんな「指番号の決め方のポイント」や「ダメな指の使い方」について「戦場のメリークリスマス」の楽譜をもとにいくつか例をあげながら解説していきたいと思います★
是非参考になさってください(*^-^*)
目次
指番号を設定する時に気を付けたい3つのこと!!
- 指の運びに無理なく弾ける指番号を考えましょう。
- なるべく手の移動が少なくなるようにしましょう。
- メロディーラインは極力切れないような指の配置にしましょう。
これらのことに気をつけながら、「戦場のメリークリスマス」の楽譜に実際に指番号を付けていきましょう♪(*^-^*)
戦場のメリークリスマスの楽譜に、指番号を付けてみましょう!レッツトライ★
曲の冒頭
「あなただったら冒頭の4小節にどのような指番号を付けますか?」
先ず最初の2小節の指番号を考えてみましょう★
私だったらこうします。
このように設定すれば、この2小節間は全く無駄な動きをすることなく弾くことができ、指も無理することなく弾けます。
ミに親指 ファに2番 ラに4番 シに小指を鍵盤の上に置いたら、そのまま指の移動もなく弾くことができます。
一番最初のファを3番の指で弾いてしまうと、シを弾く小指が苦しくなりますね。
また、2小節目のラを小指で弾いてしまうと、1小節目に弾いたシからラに小指を移動しなくてはなりません。これは指が迷う原因となるので避けましょう。
一度置いた手のフォームで指を移動せずに弾けるようにすることによってミスも減り、動きもよりスマートになりますよ(*^-^*)
3~4小節目
次に3、4小節目をもう一度上の画像に戻って見てみてください。ここの指番号を考えてみましょう。
ここは少し難しいです。
≪ヒント≫ここの右手は音がなるべく途切れたくないところです。8分音符が切なさを表しながら流れている感じに弾きたいところですね。
先ずはここはどのように弾きたいか、弾かなければいけないかを考えることもとても大切です。
私だったらこうします。
3小節目は、2小節目と同じ高さのラが出てきますが、今度は4番ではなく小指を使います。
なぜなら小節頭の音が1,2小節目ではファでしたが、3小説目でミに変わったことによって小指までの距離が広がるからです。
その為、ラを4番で弾いてしまうと指を広げるのが厳しくなるので、出来るだけスムーズに指が動くようにここでは5番を使いましょう。
次に4小節目です。この小節でのポイントは3拍目です。
3拍目頭は、1(2)と書きました。これは、1番もしくは2番という意味です。
メロディが切れたくないので、1番を使って次のシ♭は親指をまたいで2番でとることで、メロディを切らずに弾くことができます。しかし少々弾きにくいです。
ですから2番を連続で使うことも有りです。なぜならペダルを使えるところなので、音が完全に途切れることはないからです。
しかし、2番の指を使う場合は弾き方に注意が必要です。ペダルを使うからといって普通に弾きなおしてはいけません、なるべく指をレ♭からドにスライドさせるようにして弾きましょう。
このように指番号には「正解」があるわけでは無く、あくまであなたにとって弾きやすく、曲の雰囲気を崩さなければそれがあなたにとっての「正解」になります。手が大きい大人と子供が同じ指番号で弾くのには無理があるからです。
モチーフ
イントロが終わり、この曲のモチーフに入ります。
ここで気を付けることも先ほどと同じです。
なるべくメロディの音が切れないように弾きましょう!!
勿論手の移動が少なく 指の無理がないようにも気を付けましょう。
私だったらこうします。
この画像の2小節目の指番号のように2つの音を同時に連続で弾く場合は、この場合両方ともメロディーの音なので、どちらも切れないで尚且つ手の移動を最低限に弾きたいところです。
私のつけた指番号だと、指の無理なく手の移動を全くすることなく3小節間弾くことができます。
あなたが考えた指番号はいかだでしたでしょうか。
このようにして、他の曲でも指番号をつけてみてください(*^-^*)