独学でピアノを勉強される方とレッスンに通う方との大きな違いの一つとして、習いに行けば先生に間違いを指摘され、正しいことを教えてもらえるということがあげられると思います。
1人で練習していて「自分が果たして正しく弾けているのか分からない・・・」独学されている方は、そもそもここが分からないがために上達に至らなかったり、挫折したくなったり・・・しますよね。
せっかく始めるなら、便利な携帯アプリを使って今までよりも効率よく、楽しく練習してみませんか(#^^#)
目次
メトロノーム(無料)使い方もシンプルで簡単!
これは私が普段から使っているアプリです。
メトロノームは楽器店などで買うと3000円ぐらいするのに、最近のアプリは凄いですね、メトロノームも無料で使える時代に!(#^^#)
とにかくこれは使い方が簡単でシンプルでとてもいいです!
「メトロノーム」をご存知の方は多いかもしれません、テンポの確認やテンポキープの練習の為によく使われるものです。
私が普段生徒さんのレッスンをしている際にとても気になるのがそのテンポです。
年齢に関係なく、小さい子から大人の方まで一定のテンポで弾くことがなかなかできないんです。
これは指が難しくて弾けないんではなくて、一定のテンポで弾くということが自体がよく分かってなかったり、一定のテンポで弾く習慣が無いからです。
そこで練習に取り入れて欲しいのがメトロノームに合わせて弾く練習です。
ピカソが本当は写真のようにそっくりそのまま描写することが出来たっていうのを聞いたことがありますか?
世界的な画家として有名なピカソですが、とても独特な絵が多いですよね。「小学生でも真似できそう・・・」と思ってしまうような絵もありますが、でもピカソは本当はいくらでも上手に描くことが出来たそうです。だけどあえてあのような独特な絵を描いてたんですよね。
ピアノも同じで、物凄く正確に弾くかどうかが大事なのではなくて、正確にも弾けるということが大事なんです。
メトロノームで練習と聞いて「そんなかっちり弾きたくてピアノ始めるわけじゃない」「もっと自由に楽しんで弾けばよくない?」きっとこの意見の方多いと思います。
ここで勘違いして欲しくないのが、メトロノームを使うが故に自由に弾けなくなることは無いということです。
最低限メトロノームに合わせて弾けなければ、そこから「自由」は生まれません。
メトロノームを肌身離さず使って練習しなきゃいけないわけではなく、メトロノームに合わせて正確に弾けるということがとても大切なんです。
特に独学されている方ですと、リズムを修正してくれる先生がいません。ですから尚更メトロノームで正確に弾けるように練習することをオススメします。
メトロノームの使い方
初心者の方の場合、最初に始める楽譜は恐らく 四分音符=♩ この音符 ( ♩ ) ばかりだと思います。
四分音符だけでも、意外と一音一音の長さがテキトーになっていたりするので、メトロノームに合わせて練習してみるといいですよ!
先ずとても基本的なことになりますが、メトロノームは、指定した数字によってテンポが決まります。
両方の画像に「60」と書かれていますね。
これは「60のテンポ」ということになります。この数字がこれよりも大きくなればなるほどテンポは速くなり、小さくなればなるほどテンポが遅くなります。
振り子の画像の方が馴染みがある人が多いでしょう。本来メトロノームは振り子に重りが付いており、この重りの位置を変えることによって速さの調節ができるようになっています。
上の方に重りを持っていけばいくほど振り子の動きが遅くなり、テンポも遅くなります。逆に重りを下にもっていけばいくほどテンポは速くなります。
このアプリは一番ゆっくりなテンポが30で、一番速いテンポが250ですので、速さの幅もとても広く、十分対応してくれます(#^^#)
また、画像のような2つのパターンからどちらか自分の好みの方を選ぶことが出来ます。
振り子を見ながらがいい人は振り子の方、振り子の動きがいらない人はデジタルの方がいいですね。
これもワンタッチで簡単に変えられるので、とても簡単です。
メトロノームとの合わせ方
四分音符は「カチッ」にぴったし合わせる!
基本的に「カチッ」1つが四分音符 ♩ 1つ分のテンポと思っていてください。
では、四分音符以外の音符が出てきたら・・・
八分音符がでてきたら、八分音符 ♪ は四分音符 ♩ の半分の長さなので、「カチッ」の中に音を2つ入れます。
八分音符が2つ連なると、よく見る ♫ になりますね。
ですから「カチッ」1つ= ♫ (8分音符2つ) とも覚えておいてください。
もし弾いていて分からなくなったら、手拍子でリズムを確認することをオススメします。
テンポの目安
最初のうちはすこしゆっくりですが四分音符♩=60で良いと思います。
また、八分音符が出てきたら、♩=40 ぐらいから始めて、慣れてきたら♩=60とかで弾ける良いですね
テンポ通りに弾けないところを部分練習
八分音符が出てくると指の動きも少し速くなってくるので、テンポ通りに弾けないところがちらほら出てきます。そしたら、上手く弾けないところだけ他と同じテンポで弾けるように部分練習をしてみましょう。
同じところを何度か繰り返して練習することを反復練習といって、最初からただ通して弾くよりも断然効果的な練習法です。
反復練習で指が慣れてきたら、そしたら全体を通してテンポ通りに弾けるかトライしましょう!
練習曲はテンポ通りに最初から最後まで弾けたらその曲はOK
どのぐらい練習したら次の曲に移ってい良いのかの判断が難しいとお考えの人も多いですね。
基本的に練習曲は、最初から最後まで一定のテンポで間違えずに弾けたらOKです。次の曲に移りましょう!練習曲の場合は量をこなすことにも意味があるので、弾けている曲をずっとやっていてもあまり意味はありません。
メトロノームの他にも便利なアプリが色々出ているので、また次回紹介していきたい思います!(#^^#)
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