今回はブルグミュラーの『天使の声』の練習目的、音楽用語、演奏ポイントそして練習方法について解説していきます(#^^#)!!
目次
「天使の合唱」
「天使の合唱」と聞いてあなたはどんなイメージを持ちますか?
私は、きらきらしていて、豊かな柔らかい響きをイメージします。
イメージするものは人それぞれだと思いますが、そのイメージを大切にして練習に励みましょう☆
練習目的
分散和音の練習。
音楽用語
- armonioso(響きを調和させて)
- cresc.(だんだん大きく)
- dim.e poco riten.(だんだん弱くしながらすこし遅く)
- Piu Lento(さらに遅く(ゆるやかに))
演奏ポイント
柔らかい響きをつくるようにイメージしましょう。
自分で出した音を良く耳で追うようにしてみてください。1フレーズで1つの響きをつくるイメージです。
小指の音が痩せないように手首や腕を利用しましょう。(鍵盤に対していてうも指が垂直に入るように・・・)音が上るときは手首は外側に、肘はふわっと開きます。音が下がるときはその逆で、手首は内側に、肘も少し閉じるイメージで。(左手は逆のことが言えます。)
右手から左手、左手から右手に移り変わるときは注意をしなければいけません。特に4、9小節目のようなところは、左右に移り変わるたびに音が切れないようによく響きを聴き、手で出来る限りレガートをしましょう。
13、14小節目は左のメロディが上向して下がるのに対して、右手は「ド・シ・ラ・シ」と下がって上がります。二つの反する音型に耳を傾けて弾きましょう。
26小節目は左手の和音が固くならにようにしましょう。和音の響きの中に右手の音を迎い入れるイメージで。また、cresc.があります。今まで幅広く響きを出しましょう。
練習方法
①も②も、左→右、右→左の移り変わりをレガートに弾く練習です。
鍵盤に触れる指先の腹に意識を集中させ、音が切れないように響きをつくりましょう。