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私が独学になった発端は、小学生の時についた先生と気が合わなくて、クラシックを弾くのが嫌いになったことでした。
私は小学校高学年からアラサーになった現在まで、ずっとピアノ独学です。
小学校高学年までは習っていましたが、基礎の段階は反復練習するしかないので、そこまで独学と差はありません。
私が独学になった発端は、小学生の時についた先生と気が合わなくて、クラシックを弾くのが嫌いになったことでした。
そして習い事としてのピアノはやめたのですが、私にとってはそれがかえって良かったようで、それからピアノを弾くのが好きになりました。
理由は、自分の好きなポップス、映画やドラマのサウンドトラックなどを弾きたい一心だったからです。
バイエル中級とブルグミュラーを頑張ればなんとか弾けるレベルから、私は独学でピアノを弾き始めました。
現在も腕前は中級程度ですし、異色の経緯かもしれませんが、どなたかの参考になれば幸いです。
楽譜選び
楽譜選びですが、ポイントがあります。
お目当ての楽譜を見つけたら、レジに持って行く前に必ず内容をチェックして、弾けるかどうかの感覚を掴むことです。
とりあえず右手、左手と別々に指を動かしてみるのが大事です。
楽譜を見て指をなんとなく動かせたら、買っても大丈夫です。
それでは以下に、私が初心者段階から使ってきた教材や本を挙げます。
初心者向けでCD付きの入門書
小中学校の音楽の授業でも習いますが、まずは譜面が読めることは大前提です。
自信がない場合はCD付きの入門書をオススメします。
コードを基礎からできる楽譜
これが最も教材らしい教材といえるかもしれません。
あまり譜読みが得意ではない私が、コードを勉強しようと思ったのも独学になってからでした。
ちょっと格好はつかないかもしれないけれど、伴奏の左手は、コードの和音を押さえるだけでも何とかなるからです。
この裏技は、ちょっとクラシックでは使えないのですが、ポピュラーを弾きたい方には、心強い味方になります。
感覚が掴めてくると、簡単な耳コピもできるようになるので、ピアノ独学では特にオススメしたいです。
ポップスだったら雑誌やピアノピースがオススメ
ヒットした曲なら大体のものは楽譜として売られています。値段が安く、好きな曲ばかり選んで買えるのが魅力でした。
難易度が示されている譜面であれば、マイペースなりに上達していくためのモチベーションにも繋がります。
現在なら、ネット上の楽譜プリントサービスを利用すれば、一曲ごとに買ってコンビニや自宅のプリンターでの印刷もできます。
また雑誌のちょっとしたコラムも、初心者向けの講座として充実しているものがあったり、じつに侮れません。
弾き語り譜
特に好きなアーティストがいる場合には、ピアノ弾き語りのアルバム集や全曲集などはオススメです。
歌いながら弾くという仕様上、ピアノソロよりも難易度が低いものを探しやすいからです。
まずはメロディだけでも弾きたい、それから和音の練習をしたい、といった、初心者に多い要望にも対応できます。
私も独学で心が折れそうになった時期、初級~中級の弾き語り譜には、かなりお世話になりました。
てっとりばやく楽しくモチベーションを向上させたい場合、最適なのが弾き語り譜です。
好きな映画のサウンドトラックやヒーリング系コンピレーションの楽譜
ドラマや映画のサウンドトラック、番組テーマ曲、CM曲などには、美しいけれど短い曲が沢山あります。
難しい曲でも、尺が短ければ、全体を掴みやすく、いつも間違える部分を意識しやすく、飽きずに何度も練習ができます。
好きな曲で練習を重ねるだけで力がついていくので、ゲームで喩えるなら、レベリング作業に最適、といったところでしょうか。
以上、5項目ほど書き連ねてきましたが、私にとっての教材や本は、とにかく自分が弾いてみたい曲でした。
こうした楽譜で一つずつ、間違えずに弾ける、暗譜できる、というのを積み重ねていました。
教材や本というと、バイエルやブルグミュラーなど基礎の基礎を思い描きがちですが、自由に譜を選ぶのも一つの選択肢です。
ただ、分不相応に難しい曲は弾けないので、レベルを自覚して、好きな曲と弾ける楽譜をマッチングさせる必要はあります。
難しい曲も、弾けない部分があれば音を減らしたり和音を工夫したり、簡単にアレンジして形だけでも整えて弾けばいいのです。
弾けない楽譜は、できるまで練習しても、アレンジで誤魔化しても、楽しく弾けるようになるまで保留したっていいし、辛くなったら曲と距離を置いたり、ちょっとだけ練習しがいのあるものに切り替えたりするのも、とても大事です。
独学の最大の魅力は自由に曲を選び、自分のペースで練習が出来ることです。
ピアノ教室では続かなかった私も、独学では楽しく練習出来ています。
皆さんも弾きたい曲があるなら是非独学チャレンジしてみたください(*‘ω‘ *)