今回はブルグミュラーの『バラード』の練習目的、音楽用語、演奏ポイントそして練習方法について解説していきたいと思います☆!!
ポップスでも「バラード」ってありますよね。実はクラシック曲のバラードとポップスのバラードでは少し意味合いが違うんですよ♪
- クラシック曲の「バラード」・・・物語詩的な内容をもつ曲。
- ポップス曲の「バラード」・・・はゆったりとしたテンポで感傷的な曲。
このことを踏まえて曲を見ていきましょう☆
目次
練習目的
- 8分の3拍子の練習
- 3和音のスタッカートを粒を揃えて弾く練習
- 左手の16分音符を正確に粒を揃えて弾く練習
音楽用語
- misterioso(ミステリアスに)
- cresc.(だんだん大きく)
- dolce(柔らかく)
- poco riten.(少し遅く)
- animato(生き生きと)
- dim.(だんだん弱く)
- sf(そこの音を特に強調して)
演奏ポイント
冒頭からの右手の3和音ですが、テンポが速いため一音一音手を鍵盤から上げて弾く余裕はありません。和音を掴むようなイメージで、手は鍵盤に近いところで弾ませましょう。
左手の16分音符は滑らないようにしましょう。右手同様に、速い曲の為指をばたばた動かさず、鍵盤に指が吸い付くように弾きましょう。
スフォルツァンドは、スフォルツァンドが付いている一つ前の音のスタッカートの弾みを利用して指に重みをかけましょう。鍵盤に指を押し付けるようにひいてはいけません。
24小節目~26小節目は焦らないように。3拍子を意識して一拍目を意識しましょう。2.3拍目が重くならにように。
27小節目~30小節目は堂々と決然と弾ききりましょう!
31小節目からはdolceです。急に雰囲気を変えましょう。しかし、左手は3拍子を意識して重くならないように。右手はフレーズを意識してレガートで。
56小節目から57小節目は、右手はすぐ切り替えです。左手は57小節目の1拍目までがフレーズですので、右手と一緒に切らないように。
最後の音(95小節目)を弾く前にきちんと呼吸をしましょう。前の音から突っ込んで弾かないように。
練習方法
①は右手の3和音を粒を揃えて軽く弾く練習です。親指と小指だと、がっちりとしている親指に全体の重心がかかりやすくなるので、イメージとしては親指の音は軽めに、弾きましょう。
②は左手の16分音符を揃えて弾く練習です。これ以外にも色んなリズムで練習すると効果的です。リズム練習はゆっくりしっかりとして音で弾きましょうかんr