質の良い演奏をするために欠かせない『音楽の6つの法則』~大人のピアノ独学~

上級者用

楽譜もある程度読めるようになり、指も大分動くようになってきた。

今回はそんなアナタにオススメしたい音楽の法則を紹介していきたいと思います★(*^-^*)

きっと今あなたが持っているレパートリーの曲をもっと素敵に弾くことができます♪

「弾くことを楽しむ」から、「音楽をつくることを楽しむ!」ことで、あなたのピアノに色をつけ、独学をさらに楽しいものにしましょう。

目次

1、フレーズの終わりはいつも〇〇

文章の1つのまとまり(。)が、音楽のフレーズに当たりますね。

フレーズの終わりは基本的にはディミヌエンド(dimn.)で弾かなければなりません。

例えば、「~~~です。だから・・・」という文章があるとします。

「~~~~です」と話す時、私たちは「です」「ます」は弱く発音していませんか?

そう、これが自然な息の流れであり運動の流れなんです。

ピアノも同じことが言えます。フレーズの終わりは一度おさめなくてはなりません。(勿論作曲家があえてクレッシェンドを書いているところなどは例外)

こう弾くことで、フレーズが浮き上がり流れもよくなります。

2、半音進行は要注意、繊細に弾きましょう。

半音で動くところは要注意!!

例えば「エリーゼのために」の出だしのミレ♯ミレ♯ミシレドラの「ミレ♯ミレ♯」は半音ですね。

半音で下がったり上がったりするところは作曲者のメッセージが強いところです。

緊張感をもって弾くことで、音程の狭さが表現でき、そのなんともいえない半音の響きに人は切なさを感じます。

子供がエリーゼのためにを弾くときは「ミレ♯ミレ♯」を押し付けて一音一音弾きがちですが、ゆらゆら揺れるように決して下がる音にアクセントをつけないように弾きましょう☆

3、下がる音型はため息のように。

下がる音域は例外を除き、ため息をつくようなイメージで弾きましょう。

勿論例外もありますが、ため息をつく時って音量的には少しdimin,で、ゆったりとした息ですよね。

下がる音型のところはなぜか急いで弾いてしまう人が多いですが、ゆったりとした気持ちで弾くとよいでしょう。

4、上がる音型は緊張感をもって弾きましょう。

下がる音型とは逆に、音が上がっていく音型は緊張感をもって弾きましょう。

上向型をゆったり重く弾いてしまうと、音楽の流れが悪くなります。

上りは緊張感をもって、そして下るときは気持ちゆったりと。

しかしこれはテンポを大きく上下させるほどの差ではなく、タッチの質やテンポの取り方に関係します。やりすぎないようにしましょう。

5、テンポは基本的にはいつも一定で。

「音楽的に弾く」にも原則があり、全く自由に弾いて良いわけではありません。

そして1,2,3,4で紹介してきたことも基本的にはほぼ一定のテンポの中でやらなければなりません。

勿論機械のように全く同じテンポで弾く必要はありませんが、いつも拍節も感じて弾くようにしましょう。

また、自分が今何拍子の曲を弾いているのかを把握した上で弾くのと、知らずに弾くのでは全く違ってきます。

メトロノームなどを利用して一定のテンポで弾けるように練習しましょう!

6、楽譜に書かれた音楽用語を調べましょう!

楽譜には、作曲家のメッセージがたくさん書かれています。音楽用語の意味がネットで調べれば出てくるので、是非調べましょう。そして作曲家がその曲に残したメッセージを読み取りましょう。

この意味を知ることによってあなたの弾き方は全く変わってきます。また、音楽用語の意味を分かった上で今度はyoutubuなどで演奏を聴いてみましょう。

プロの人がそこの部分をどのように弾いているのかをいくつか聴いてみましょう。人によってさまざまだとは思いますが、そこが音楽の醍醐味ですね!!

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