楽譜には「音」だけではなく、どんなに短い曲にも大抵は「記号」や「文字」が書き込まれていますね(#^^#)
こうした楽譜に書かれる文字や記号のことを「音楽用語」と言います。
一つ一つの用語の意味を理解して弾くことで、表現の幅は広がり演奏にも説得力がでます。
一気に覚えるのは大変なので、知らない音楽用語は調べる習慣を身に付けるようにしましょう♪
今回は代表的な「強弱記号」と「速度記号」ついてご紹介していきます。
目次
「強弱記号」
強弱記号とは、音の強弱を表す記号です。
小さく、大きく、とても大きく、少し小さく・・・などと言ったように、音量そのものを示すものもあれば、
だんだん大きく、だんだん小さく、すこしずつ大きく、すこしずつ小さく・・・のように音量の変化を示すものもあります。
音量そのものを示す記号
音量の変化を示す記号
音量の変化を示す記号には「記号」で書かれているものと「文字」で書かれているものの2種類があります。
基本的には文字で書かれているものも記号で書かれているものも同じ意味ですが、記号で書いた方が簡単だし楽なのに、そこをあえて文字でわざわざ書いてあるところから、作曲家のメッセージとして強いのは「文字」の方であると言われています。
また、だんだん大きくなる(クレッシェンド)記号とだんだん弱くなる記号(デクレッシェンド)は、このようにセットで楽譜に記されていることも多いです。
大きく膨らませていって、2つの記号の間のところが一番大きくなり、すぐに弱くしていきます。
また、このように記載されているところもあります。
記号➡文字➡記号➡フォルティッシモ!!
物凄く作曲家の想いが伝わってきますね。
エネルギーをフォルティッシモまで一気にもっていかなくてはなりません。
このようにして、作曲家の記載の仕方からもそこの部分の状況や雰囲気、メッセージが十分に見えてきますね!
「速度を表す用語」
速度を表す用語にも沢山あります。楽譜などに記載されている用語は基本的にはイタリア語が多いです。
大抵の曲の冒頭にはこういった速度を表す用語が書かれています。
意味を知ることで、弾き方も変わり、曲の雰囲気をつくることができます★
「ゆっくり」を表す用語「遅く」
- Largo(ラルゴ)
- Lento(レント)
- Adagio(アダージォ)
歩くような速さで「やや遅く」
- Andante
ややAndantinoで(Andantinoよりは速い)「やや遅く」
- Andantino
中くらいの速さで「ふつうの速さ」
- Moderato
やや速く「やや速く」
- Allegretto
「速い」を表す用語「速く」
- Allegro「速く」
- Vivace「とても速く」
- Presto「急速で」
速度の変化を表す用語
だんだん遅く rit.(リタルダンド)
だんだんゆるやかに rall.(ラレンタンド)
だんだん速く accel.(アッチェレランド)
もとの速さで a tempo(ア テンポ)
最初のテンポで Tenpo I(テンポ プリモ)
それまでよりも速く piu mosso(ピゥ モッソ)
それまでよりも遅く menno mosso(メノ モッソ)
今回は、「強弱」と「速さ」に関する音楽用語を紹介してきましたが、実はこれ以外に音楽用語にはもう一種類あります。
「表現に関する音楽用語]です♪こちらの記事も宜しかったら是非お読みください(*^-^*)