【大人から始めるピアノ独学】「表現力のある演奏をするためのポイントPart1」〖呼吸から音をつくる〗

中級者用

段々と指が動くようになってくると、「表現力」が欲しいと感じるようになりますね・・・

今回は、ピアノを弾く際の「表現力」とは何か、「表現力」をつくる「呼吸」についての紹介をしていきます(*^-^*)

目次

音楽は呼吸からつくるもの

例えば「カラオケ」であなたが好きな曲を歌っているとします。その際に、「気持ちのこもった歌にするためにはどうしたら良いんだろう・・・」と悩んだことはありますか?

歌を歌う時は、皆さん伸び伸びとご自分の好きな間で、好きな声色で、、とにかく自由に歌いますよね!!

ではなぜピアノを弾くことに関しては同じ音楽にも関わらず、表現力を求める人が多いのでしょう・・・・(‘_’)

それは楽器の構造にあります。

「ピアノ」は「歌」とは違って呼吸をしなくても、鍵盤を押せば音が出る楽器だからなんです💦

指を動かすことに一生懸命になり、「呼吸から音楽をつくる」という初歩的なことを忘れがちになってしまうのです。

表現力って何?

さて、ここで一旦話題を変えます。

よく耳にする「表現力」ですが、あなたは「表現力」と聴いて、思い浮かぶ物や人はいますか?

私はピアノ弾きですが、「表現力」と今自分で思って頭に浮かんだのは、スケートの「浅田真央ちゃん」です・・・笑

真央ちゃんは私と同い年ということもあり、なんだか親近感が湧きます。同い年であんなに頑張っている子がいるとやはり励みにもなりますからね。

真央ちゃんのスケートは勿論技術が素晴らしいけど、観ている人を夢中にさせるパワーがありますよね。

表現力って、その「観ている人や聴いている人」を夢中にさせるパワーだと私は思うんです。

そのパワーの支えになるものが勿論色々な技術になるわけですが、

結果的に「パワー」を生んでいるのは技術ではなく、彼女自身なんです。

表現力と呼吸

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さて、話をもう一度呼吸に戻します!

表現力は先ずどこから生まれるかというと「呼吸」なんです。

歌をもう一度イメージしてみましょう。

先ほども言ったように、歌は呼吸をしないと声が出ませんね。しかし実は呼吸をするのはそれだけでないんです。

「声色を変えるところ」、「声量を出すところ」、「弱めるところ」、「テンポが変わるところ」など・・・様々な表現の変化をつけるためにも呼吸をしていますよね。

例えば、大きな声量で歌い上げるところは大きく息を吸い込みますね。

スピードがある曲の場合、一瞬で息を吸い込まないといけないですし、ゆったりしている曲だとそのスピードに合わせて息を深く吸い込みますね。

逆に小さく声を出すときは深く息を吸い込んだりはしませんね、、、、

このように、出したい声に合わせた呼吸が求められます。

ピアノも同じなんです!!

最初に申し上げたように、ピアノは歌とは違い呼吸を意識しなくても音が出てしまいます。

しかし難しく考えないで良いんです。

ピアノを弾くときも「歌」と同じように音を出せば良いのです。

先ずは強弱の差を「呼吸」と一緒につけてみましょう!

先ずは、フォルテ「強く」ピアノ「弱く」の差をつけるところから始めましょう。

指だけで強弱をつくろうとせずに、音を出す前に今から出す音に合った「呼吸」をしてみてください。

弱い音になるところは「こそこそ話」をするときのようなここ優で弾き始めましょう。

フォルテのところは、腕や指だけで乱暴に弾こうとしないで、大きく息を吸ってその呼吸の流れで音を出しましょう!

これだけで曲の表情が無機質だったのからガラッと変わりますよ!

技術も表現力になるの?

指を速く動かせるようになったり、色んな技術が身に付くと、表現力の幅は広がります☆

絵を描く時のパレットの絵具の数が増えるのと同じです。

そのぐらい直接的に表現の幅が広がります。

勿論最初に言ったように、技術=表現力ではありませんが、表現力=パワーであり、そのパワーをつくる上では欠かせないのが技術づくりになります。

ですから、指が速く動くことに越したことはなく、基礎練習からの徐々なトレーニングがとても欠かせないんです。

呼吸の流れで音を出すことは、初心者の方でも出来ます。

是非試してみてくださいね(#^^#)

Part2では、続いて「タッチの種類」について解説していきます。こちらも表現力のある演奏をする上で非常に欠かせないことです。

是非お読みくださいませ(^^♪

表現力のある演奏をするためのポイントPart2「タッチの種類」

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